いろいろな手続き

自分で相続放棄をする方法、費用と必要書類

相続放棄の書類と手順

父が亡くなったので、諸事情により家庭裁判所で相続放棄の申し立てをしてきました。

相続放棄をするとなった時、どうすればいいのかわからないという方が多いと思います。

相続放棄は郵送でも可能です。

この記事は実際にわたしが相続放棄の申述をした記録です。

 

相続放棄をした理由

  • 両親は40年前に離婚して、父とは疎遠
  • 父は離婚直後に子持ちの女性と再婚
  • 20年以上前から完全に連絡が取れない状況
  • 去年12月27日に病院のケースワーカーさんから連絡
  • 今年1月7日に他界

数年前に離婚して生活保護を受けていたので借金はないと思いましたが、40年間のことがまったくわからないので、念のために相続放棄をしました。

病院のケースワーカーさんが父から、代々地元で商売をしている兄の友人の名前を聞いてその友人に連絡、その友人から兄に連絡があり、兄からわたしに連絡という次第です。

相続放棄をした方がいい人

  • プラスの財産(資産)よりマイナスの財産(負債)のほうが多い
  • 相続問題に巻き込まれたくない場合

自分が相続人であることを知ってから、3か月以内に手続きをしましょう

 

裁判所1回目

相続放棄の手順

裁判所って入りづらいと思われる方が多いと思いますが、実際に行ってみるとそうでもありませんでした。

家裁は夫婦や兄弟で来ている方が多くて、わたしが行ったときには弁護士さんらしき人はいませんでした。

裁判所の様子

普通に生活していて、裁判所に行くことはあまりないと思うので、まず裁判所の入り口の様子から書きます。

裁判所の前に到着すると入口の外に数人の警備の人たちがいて、中に入るとさらに大勢の警備員がいます。
そして手荷物やポケットの中も、入念にチェックされます。

  • 案内所で家裁の場所を聞く
  • 入口で相談内容を選んで番号札をとる

相談するだけでもいいし、あらかじめ書類をそろえておけばその場で書いて提出することもできます。

 

わたしが持って行ったもの

  • 運転免許証(身分証明のため)
  • わたしの戸籍謄本
  • 印鑑
  • 父の住民票除票(本籍地が載ったもの)

 

必要書類と書き方をおしえてもらう

 

相続放棄の必要書類

わたしの戸籍謄本と父の住民投票表除票(本籍記載)を持って行っていたのでその場で申述書を仕上げることができました。

住所を書く場合は、旧字はそのまま、番地をハイフンなどに省略せず書かなければいけません。

わたしの兄も相続放棄をするので、申述書は兄にも書いてもらわなければいけません。

父の住所、本籍、相続放棄の理由を書き上げたところでコピーしてもらい、兄には自分の名前、住所、本籍を書くだけでいいようにしていただきました。

その他必要な書類は

  • 収入印紙と切手
  • 兄の戸籍謄本
  • 父の戸籍謄本(同時籍)

父の戸籍謄本は、母、兄、わたしが載っているものが必要。

 

収入印紙と切手は兄の分も必要なので、これを2セット購入。
下の画像のように、リストが貰えるので、郵便局でそのまま見せればOK。

 

 

相続放棄に必要な収入印紙と切手

費用は収入印紙と切手代が1314円と戸籍謄本などの取得費用のみです。

以上が必要な書類です。

わたしが兄の分の手続きもするわけですが、委任状は必要なく父の戸籍謄本は1通提出すればいいというこでした。

 

裁判所2回目

裁判所で質問

昨日、令和2年1月21日に相続放棄の申述をしてきました。

前回と同じく、裁判所入口で荷物と身体のチェック。

そして、番号札をとり待つこと20分。

 

窓口で書類を提出すると、一つ一つ丁寧にチェックされます。
問題がなっかたので、受付完了。

チェックが終わって、聞きたいことがあったので尋ねてみました。

 

家裁への質問

父の病院代の支払いについて

Q:父は生活保護を受給していたので、通常の入院費用は無料となりますが、父が亡くなって数日後、病院から、21,000円の費用を請求されました。

これは、医療にかかった費用ではなく、亡くなった時のゆかた代やそれに関連する費用ということでした。お世話になった病院には迷惑をかけれないので、わたしが支払いましたが相続放棄に支障はありませんか?

 

A:病院代は借金ではないといことと、自分のお金で支払ったのであれば問題ない。

滞納している家賃の支払いについて

Q:父は11月から入院しているので、家賃の滞納があります。(コンビニ振り込みのため)
わたしが払っても大丈夫ですか?

 

A:少額だからといって自分で払ってしまうと、その他に借金があった場合に、あちらに払ったのだから、うちにも払ってくれと言われる可能性がある。

 

Q:では父の残したお金で払うということにしては?

 

A:それは相続をしたということになります。

父の預貯金の使用について

Q:父の預金通帳から、葬儀費用を支払いました。

 

A:葬式の費用は故人の預貯金を使っても認められることがあります。

 

家裁では細かい質問には対応できないとのことで、そういった場合には弁護士さんに聞いたほうがいいと言われましたが、ある程度のことは親切に教えていただけました。

 

申述後、相続放棄が認められるまで

相続放棄スケジュール

 

無事、申述が終わりました。

 

照会書の記入

書類を提出すると、照会書というチェックリストのようなものに記入します。

相続者であることを知った日や被相続者の資産をつかっていないかなどの項目があります。

わたしの分はすべて該当なしで照会書もその場で記入しました。

兄の家には後日、照会書が郵送されます。

 

兄は喪主となったため、被相続人の預金から葬儀費用を支払ったことを記入しなければいけません。

兄の家に照会書が届くまでに通常3週間です。

今は相続放棄が多くなっていて1か月以上かかるかもしれないとのことでした。
1か月過ぎても照会書が届かないときには家裁に連絡

審査は裁判官との面談で、兄と揃って受けるとのこと。

また、受理されるまでの間に債権者からの連絡があれば、相続放棄の手続き中だということを伝えればいいということでした。

必要な書類があれば家裁でコピーをもらえます。

 

相続放棄をしても、父が住んでいたアパートの管理義務は残るらしい。

余命が1月いっぱいと言われていましたが、1月7日に亡くなってしまい、父のアパートの片づけが中途半端な状態になってしまいました。

生ごみや食べ物、調味料類はすべて処分したので問題ないと思うけど・・・。

老後貧乏
年金と生活保護を受給していた人が亡くなった後にすること生活保護受給額 月額 52,000円(月により多少変動あり)年金  2か月に1回 78,000円(月により多少変動あり)1か月の生活費  約91,000円。家賃は風呂付1DKのアパートで26,000円くらいだったので、65,000円が生活費。 光熱費と携帯料金が1万円くらいとして、1日の生活費は1,800円くらい。...

 

必要書類のまとめ

必要書類

被相続人(亡くなった人)

  • 住民票除票
  • 戸籍謄本(親と自分が記載されているもの)

相続人(自分)

  • 戸籍謄本
  • 印鑑(認印)
  • 運転免許証(身分証明証)
  • 収入印紙と切手 1,314円分

被相続人(亡くなった人)の預貯金から葬儀費用を支払った場合

  • 被相続人の通帳のコピー(名前・口座番号・払い出しの欄)
  • 葬儀費用の領収書のコピー
  • 火葬費用の領収書のコピー

上の書類を全部揃えて持っていけば、一度で手続きを終えることができます。

香典などをいただいた場合は、それも申告しなければいけないかもしれません。
うちの場合、直葬で参列者がわたしと兄夫婦の3人だけだったので、香典は発生していないので、そこのところはわかりません。

家裁からのアドバイス
相続放棄をするなら、受け取らない、支払わないを徹底してください!

ここまでのことで難しいことは、何もありませんでした。

複雑な事情がなければ、相続放棄は自分でやって大丈夫な手続きだと思います。

 

追記

兄宅に照会書が届き記入をして返送。

葬儀費用として使った父の預金額を25万円と記入。
これは書き間違えで実際にかかった費用は、215,800円。

領収書と通帳のコピーを送付してほしいという手紙が届きました。

聞きたいこともあったので、わたしが直接裁判所に持っていきました。

書き間違えは全く問題なかったのですが、父の口座から引き出した金額が26万円だったため、差額の200円が問題だと言われました。

照会書の書き間違えは気にしなくていい

口座からお金を引き出したのが、死亡後でもいい(葬儀費用として)

引き出したお金が余った場合、使ってはいけない(保管する)