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[お金の話]子供の大学受験から一人暮らしまで 私立美大生の場合

一人暮らし

娘が美大を受験したときの話。

 

一般的な家庭の場合だと、子供が高校2年生にもなると親子で真剣に大学受験の話とかするものだと思います。

 

うちの娘は中学・高校と部活部活の毎日でした。

進学の話はおろか勉強する様子もなかったし、おしゃれが好きだったこともあってファッション系のコースがある近所の短期大学に進学するつもりかなと勝手に思っていました。

いやもしかしたら就職?かな

 

ところが、高校2年生の2学期末の三者面談で「美術大学に行きたい」と突然の告白をしてきました。

担任の先生もわたしも「えっ?」となり、言葉に詰まりしばらく無言。

 

そもそも美術大学ってどこにあるの??

何を今から勉強すればいいの?

 

最終的には、この学校から美大に進学した生徒は思い浮かばないと先生が言い出して、どんよりした気分で三者面談が終了。

 

美術大学受験に向けての準備

娘の希望大学は武蔵野美術大学か多摩美術大学。

担任の先生は受験対策は自分には難しいということで、学校では美術の先生が相談に乗ってくれてました。

 

そして、塾選び。

ネットで調べたら、家から通える場所に芸大・美大合格者を多く出してる美塾を発見。

高校2年生の冬休みから通い始めました。

 

しかし、よくよく考えてみると美大卒業してその先は?

就職できるの?

不安が募ります。

なぜ美大を選んだのか

美大受験

大抵の子供はみんなそうかもしれませんが、絵を描くのが好き。

上の画像は娘が小学生の時にかい描いた絵です。

ど定番のサザエさんとドラえもん。

 

味はあるけど上手とはいいがたい・・・。

希望が持てることを言うなら、小学生でこのくらいの絵が描ける子は将来美大生になれるよ!

 

毎日毎日描いてるとかなり上手になるもで、美大に行きたいと言い出した時にはそこそこ上手になってました、ただし、漫画のはなし。

 

美大を選んだのには絵が好きという理由のほかに、勉強したくないという理由があったのではないかと思います。

 

奨学金の申請

高校3年生になると、学校で奨学金の説明会が行われます。

奨学金の申請は簡単で、子供が手引書をもらうので、それに従って申請をすればOK。

 

4年間の学費と仕送りを考えると、学力は別問題として地元の私立大学の医学部に行けるレベル。

うちは一般的なサラリーマン家庭。

そんな余裕はない!

 

奨学金は借りることのできる満額の、月12万円で申し込みました。

元金だけで4年間、5,760,000円!!

娘は社会人になったものの、まだまだ安月給。

今のところ、わたしが払っている状態。

 

奨学金を借りるには保証人が必要で、人的保証か機関保証が選べます。

わたしは機関保証を選んだので月々の奨学金の振り込みから7,000円くらいが引かれていました。

奨学金

 

 

受験にかかった費用

受験票

娘の受験票。

武蔵野美術大学と多摩美術大学、A日程、B日程両方受験。

東京造形大学も受験したので、はっきりとは覚えていませんが受験料だけでも15万円くらいかかった気がします。

 

受験の日程ですが、上の画像にも載っているように美大の受験は1日では終わらない。

娘の場合は3大学受験して通算2週間くらいでした。

 

遠くにある大学の受験は、美塾で飛行機とホテルの手配をするサービスもありますが、わたしは自分で旅行会社に申し込みました。

受験日の数日前から、東京滞在。

受験する大学ごとにホテルを変えるなどして、20日弱の日程です。

 

持たせたお金も含めると、30万円くらいかかってます。

 

受かる見込みのない東京芸術大学も受験したので、センター試験も受けました。

東京芸大の受験は1日で終わるので、1泊2日の日程でわたしと主人も同行して東京観光しましたよ。
これがわたしの初の東京上陸となりました。

 

初めての一人暮らし

子供の一人暮らし、無茶苦茶不安!!

家事なんて何一つできない頼りない子。

東京の大学に進学させることを、心底後悔。

 

東京はわたし自身が土地勘がまったくないので、どこをどう探していいかわからず、ネットに頼る日々。

 

わたしが実践した部屋探し

一人暮らし
  • まず、娘の通う大学の近辺の治安状況をネットで徹底的に調べる。
  • アルバイトをすることを考えて、帰りが夜遅くなっても怖くないように駅近で大通りに面した建物。
  • 東京は地震が多いので鉄筋コンクリートの物件。
  • 1ルームと1DKの角部屋に絞って管理費込みで65,000円以下。
  • 東向きか南向きの部屋。
  • オートロック、宅配ロッカー付き。

オートロックについては賛否分かれるところですが、無いよりあったほうがいいと思います。

65,000円の家賃だと九州では余裕で見つかる条件。

東京となるとなかなか厳しい。

 

それでも頑張って調べた結果、61,000円で希望を満たす部屋を見つけました。

3月、不動産屋さんの地図と部屋のページを印刷して、無駄足にならないようにあらかじめ電話で行くことを伝えてから娘と東京に行きました。

 

東京で部屋探しをするのではなく、自分の勘を信じてこの部屋1択。

 

この部屋の仲介業者は新宿にありました。
学生専門かどうかわかりませんが、わたしたちのような親子連れでいっぱいでした。

 

そして、お部屋・・・。

まだ入居中で部屋は見れないとのこと。
先に言ってほしかった。

しかも退去日が入学式の10日後。

 

かなり悩みましたが、この部屋に決めて契約を進めました。

翌日、娘と2人で場所と外観の確認。

結果的に大学まで徒歩で通える場所、交通費の節約です!

 

この物件、敷金礼金仲介料色々込みで、40万円近くかかりました。

そして、2年ごとの更新で、更新料は9万円とちょっと。

 

ちなみに、娘は今もこの部屋に住んでます。
おそらくこのマンションで一番古株の住人。

 

入学式

入学式

部屋が空くまでJR立川駅直結のホテルに2週間ほど滞在しました。

結構ストレス。

この間に一人暮らしに必要な家電品から小物まで買いそろえました。

 

娘の大学の入学式は親が同伴するのが普通なのでわたしも参加。
おじいちゃん、おばあちゃんの来ているご家庭もありましたよ。

入学式後は学科ごとに分かれて立食パーティー。

田舎者なのでど緊張。

 

この旅費と滞在費用は30万円。

仕送り

 

  • 仕送りは毎月10万円(家賃、光熱費込み)
  • インターネット、携帯料金はわたしの口座から引き落とし
  • 月2回 食料品、雑貨を宅配便で送る
  • 足りないときは、理由を述べてから要求

当然10万円で生活できるわけがありません。

アルバイトは必須。

仕送り

当時LINEというものを知らなかったので、フェイスブックでのやりとり。

コスプレに同人誌の発行、オタク道まっしぐら!!

娘は4年間、歯科助手と漫画家さんのアシスタントのアルバイトを掛け持ち。

歯科助手

歯科助手の時給がかなり良かったみたいで、4年間を無事乗り切ってくれました。

 

就職活動

就職活動自体、大学が乗り気でない。

教授に相談したら、「えっ?就職するの?」って言われたらしい。

そして、就職しないご学友が多数。

むしろ就職したら負け組な感じ。

そんな中、自分の作品のポートフォリオを持ってあちこち面接に行ったようでした。

実は大学に通ったのは4年ではなく、4年半。
就職が決まったと喜びの電話があった翌日、留年の知らせ。
座学の単位を落とした・・・勉強嫌いが治ってない!!

 

授業料16万円・・・これこそ無駄!!!

就職が決まった会社にはアルバイトで雇ってもらい、半年間週1ペースで大学に行く生活。

 

卒業までにかかった費用のまとめ

美塾に通いだしてからいくらかかったのか・・・。

美塾    100万円(1年ちょっと)
受験料    17万円
受験旅費   40万円(私立・国立合わせて)
部屋探し   90万円(旅費込み、入居までのホテル代、更新費用)
学費    680万円(うち576万円は奨学金)
仕送り   700万円(帰省費用、追加の仕送り分も含む)

 

合計、1627万円でした。

うち、576万円は奨学金。

 

恩返しは来るかな・・・来ないだろーね。